R5/7/15 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023『瞼の転校生』ワールドプレミア!


2023.07.17

国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門・短編部門)を中心とした“若手映像クリエイターの登竜門”「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」(主催:埼玉県、川口市ほか)は、7月15日(土)に初日を迎えました。

セレモニー後のオープニング上映では、映画祭20周年と川口市制施行90周年を記念して埼玉県と川口市が共同製作した映画『瞼の転校生』をワールド・プレミアで上映しました。上映の前に行われた舞台挨拶では、出演の松藤史恩、葉山さら、高島礼子、藤田直哉監督の4名が登壇しました。 

『瞼の転校生』は、大衆演劇の世界で生きる中学生が、ひと月だけしか通えない学校での様々な出会いと別れを通じて成長していく姿を描いた青春ドラマ。2020年の本映画祭で短編『stay』が優秀作品賞を受賞した新鋭・藤田直哉監督の長編デビュー作品となる本作を引っ提げて《凱旋》、記念すべき20回目の映画祭の幕開けを華やかに飾りました!

※本作品には、篠原演芸場や日本文化大衆演劇協会所属の「劇団美松」が撮影協力を行い、「市川 華丸」が出演者として参加しています。

3年振りのSKIPシティ参加となった今回について「当時はコロナ禍でオンライン開催でした。今回、はじめて映画をご覧になったお客さんと直接コミュニケーションが取れることに大きな喜びを感じている」と監督は語る。大衆演劇の世界で生きる中学生が、ひと月だけしか通えない学校での様々な出会いと別れを通じて変わってゆく姿を描いた本作。大衆演劇という世界について「20歳を過ぎて東京に出てくるまで知らなかった世界。スーパー銭湯に通うことが趣味で色々と周っていたころ、常設の舞台があることに気付き、存在自体は知ってはいたけれど初めて観劇してカルチャーショックを受けた」と、驚きとともに「そんな気持ちが映画に映っているはず」と、その魅力を伝えた。

主演の松藤自身も「白塗りは小学生の時に一度だけ体験したことはあるけど、大衆演劇のことは知らず、監督の調べてきた資料などを基にセリフなども覚えた。カツラの重さも大変だった」と、苦労したことを回想した。一日で覚えなければならない踊りのシーンもあったことについては、「歌舞伎を習っていたということもあってか驚異的な呑み込みの早さだった」と監督もその吸収力に唸った。

主人公の友達役を演じる葉山は「男の子二人を引っ張っていく役柄だったので、そのエネルギーとかパワーをどう表現してゆくか監督と相談しながら進めていった」と語った。現場でも少し年上ということもあって「お姉さん的な存在だった」と暴露する監督だが、「その3人の仲の良さが画に出ているので、そこに注目してほしい」と語った。

母親役を演じた高島は、子供たちを見守る姿勢の良さを指摘されると「大衆演劇の撮影を見させてもらった時に、本当に周りの人たちも含めて全員が一生懸命で、それを見ていたら自然と背筋が伸びていった気がする。その場のパワーというか。監督もお若いですし、良い緊張感があって素敵な現場でした」と明かした。

最後に、撮影場所となった川口市で印象に残ったロケ場所を聞くと、出演者からは夜景や西川口公園のモニュメントやゴリラ公園の名前が出るなか、高島は「SKIPシティの下にある居酒屋が美味しくて…」と、撮影中にみんなで食事や雑談したことが楽しかったと笑みを浮かべた。「今回の撮影をきっかけに大衆演劇に触れ、実際に足を運んで感じてもらえたら、という想いもありますし、大人と子供をフラットな目線で描いたつもりなので、そういった点にも注目してほしい」と締めくくった。

※オープニングセレモニーでは、主人公の父親役で劇団座長を務めた、俳優の生津徹さんと共に、

劇団美松の松川さなえ太夫元もご紹介いただきました。

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023 開催概要

■会期:《スクリーン上映》2023年7月15日(土)~7月23日(日)

《オンライン配信》2023年7月22日(土)10:00 ~ 7月26日(水)23:00

■会場:SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ 映像ホール、多目的ホールほか(埼玉県川口市)

■主催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会

■公式サイト:www.skipcity-dcf.jp